私と子どもに贈る物語

日々新たに… 思うまま感じるままを綴る 子育てと自分探しのお話

父を無視し続けたあの頃。

少しづつ、私が感じていた『怒』の気持ちを

書いていきたいと思います。



私は子供の頃、よく怒っていました。


父の事が好きではありませんでした。


正確にいえば本当に嫌いではなかったけれど、

頑固一徹な私は、一度決めたことは守り通す。


気付けば話すことすら恥ずかしくなっていた。



そして自分の本当の気持ちは誰にも言わない。


誰も私の気持ちを分かってくれない、

言っても仕方がないと思っていたのです。



父の事が好きではなかった理由は、

母を困らせていたからです。



父は団塊の世代の営業マン。

その頃、営業といったら接待です。


「今日も遅くなるからご飯はいらない」


「今日は泊まりになるから帰らない」


「今週は出張だから帰りは週末」


「週末はゴルフに行く」


そんな父なので、家にはあまりいませんでした。


母はよく溜め息をついては嘆き、イラついていました。



私は怒っていました。


「なんでそんなに母を困らせるんだ。

どうして母も困っていることを言わないんだ!」



たまに父が帰ってくると、

私は父のことを完全に無視しました。


全く目を合わせません。

若しくはすごい剣幕で睨みます。



私の徹底ぶりはすごかった。

完璧主義の頑固一徹!!


「こんなカチカチな小学生がいるのか?!」

と言うほど。

頑なさでは誰にも負けなかったでしょう。



そして呆れたのは、

あれほど母は困っているはずなのに、

急に仲良くしているのです。


これには

「さっぱり意味が分からない」

と、ますます腹が立ちました。




今こうして書き出したら

可愛らしいなと思うけれど、


当時は本当に怒っていました。


誰にも言わずに、一人で怒っていました。



こうして高校生まで、

ほとんど父と会話をしたことはありませんでした。